1990年代後半から2000年代前半の時点では、海外でプレーするサッカー日本代表選手はそんなに多く存在しませんでした。
そんな中、海外組は特別扱いされていて、試合にほとんど出場していない選手でも当たり前のように代表に呼ばれていたようなところがあります。
2000年代後半に入って海外でプレーする日本人選手の数は激増して状況は変わっていきます。
2010年代に入ると海外リーグ所属プレーヤーが優遇される事はなくなり、海外でプレーしていても試合に出ていない選手は選ばれなくなっていきました。さらに、2015年に代表監督に就任したハリルホジッチ監督は、ある程度海外で試合に出ていても高いパフォ―マンスを発揮していないと呼ばない方針を明らかにします。
ちなみに、レギュラー争いが激しい現在の代表チームでは海外クラブで良い成績を残して代表メンバーに選出されたとしても、試合に出られるとは限りません。同じくらいのレベルの選手がベンチで控えているため、少しでもパフォーマンスが悪いとすぐにスタメンの座をとられてしまいます。
そういった状況の中、近年の日本代表においてはスタメンで出場した選手または途中出場した選手が潜在能力を発揮してスーパープレーを見せる事がよくあります。
そのため、これまで代表の試合にあまり興味を持っていなかった人たちがサッカー日本代表の試合に大きな関心を寄せるようになってきています。そして、毎回JFAのYouTube公式チャンネルで生配信される代表メンバー発表記者会見の模様を視聴する人も激増中です。